- 将棋が強い人はどんな特徴があるの?
- 強い人の行動や思考に近づくには何をすればいいの?
級位者さんのこんな疑問を解決する記事です。
将棋をする人を何百人か見てきて、強くなる人の共通点が分かりました。
前半では将棋が強くなれない人と、強い人の特徴を説明。
後半では、強い人になる為の具体的な行動や思考を紹介しました。
記事を読み終えると、上達の為に適切な日々の過ごし方や考え方が分かります。
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目次
将棋が強くならない人の特徴3つ
長年将棋をしているけど、なかなか級が上がらない人は多いです。
そんな方々は以下のような点が似ています。
- 対局が少ない
- 対局以外のことをしない
- 目的があいまい
努力していないとかセンスがないのではなく、効率が良くないですね。
対局が少ない
対局をあまりしないと、強くなりにくいです。
なぜなら対局で成功や失敗を繰り返して、良い手が指せるようになり力がつくからです。
昔の僕はせっかく道場に行ったのに、他の人の将棋を見てばかりでした。
だって自信がないんだもん。
有効に時間を使えず、級は上がりませんでした...
一方で1日3局ぐらい指している時期は、指し手が良くなるのを実感しました。
負けを恐れず対局する姿勢が大切です。
対局以外のことをしない
逆に対局数は多いけど、強くならない人もいます。
振り返りをせず、同じミスを繰り返してしまう為ですね。
将棋ウォーズで次から次へと1日10局以上対局。
しかし級は何年も同じままという方が多いです...
面倒にも感じますが、実は感想戦が上達の近道です。
目的があいまい
頑張っているけど、適切な努力ができていない方もいます。
対局で勝てるようにならない頑張りをしてしまっているんですよね。
僕は級位者の頃、同じ本を繰り返し読んで序盤を鍛えました。
しかし中盤と終盤の力が低く、負けてばかり。
序盤の勉強時間を少なくして、中終盤を強化すべきでした。
練習の質を高める方法は、後でご紹介します。
将棋が強い人の特徴3つ
一方で県代表クラスの猛者やあっという間に強くなる級位者さんを見ていると、以下3つが共通していることが多いと感じました。
- 将棋に触れる時間が長い
- 気持ちの切り替えが早い
- 練習に目的がある
アマチュア初段や三段ぐらいなら、才能ではなく工夫と努力量で達成できそうです。
将棋に触れる時間が長い
強くなる人は、日々多くの時間将棋をしているもの。
より多く将棋に取り組めば、それだけ多く学べて読みの力なども伸びていきますからね。
You Tuberでもある将棋女子の藤田葵さんは、2020年1月は多分2級ぐらいだったはず。
1年で将棋ウォーズ初段になっていますが、努力量がすさまじいです。
将棋の優先順位を高くして、たくさん将棋に触れるのは大切ですね。
気持ちの切り替えが早い
強い人は、負けた後に嫌な気持ちを引きずらないもの。
そうすれば次の対局まで時間を空けなくてすみ、内容も悪くならないです。
沖縄県から奨励会入りした子がアマ3級ぐらいの頃、対局しました。
彼が負けた直後にニコニコしながら感想戦をする様子を見て、将棋が好きなんだなぁと感心しましたね。
誰しも負けは嫌ですが、切り替えが大切です。
練習に目的がある
最後の特徴は、1つ1つの取り組みに意図があること。
なんとなくやっているだけでは、効率が悪いですからね。
僕は級位者の頃、有段者に「棋譜並べをやると強くなるよ」と言われました。
しかしどう強くなるか分からず、並べた内容を吸収できませんでした。
今は棋譜並べの際「自分が指す戦型から学ぶ」「1局から1つ学べればよい」という明確な目的があり、実戦で対局に活かせている気がしています。
将棋が強い人になるには
上達の為には、強い人の特徴と同じようにあなたが取り組めばよいです。
とはいえ簡単ではないですよね。
- 勉強/仕事が忙しくて将棋の時間が増やせない…
- 負けた後気持ちを切り替えるとか無理!
- 練習の目的とか難しそう…
そんなあなたに、11のポイントをご紹介します。
- 将棋に触れる時間を増やす方法5つ
- 負けの後気持ちを切り替えやすくなる思考3つ
- 練習の質を高める方法3つ
将棋に触れる時間を増やす方法5つ
思うように将棋ができないあなたは、以下をいくつか試してみて下さい。
- ルーティンとセットで将棋をする
- 1日複数回に分けて将棋をする
- 取り組む難易度を上げすぎない
- 楽しむことを意識
- ライバルを作る
将棋の時間を増やし気が楽になりつつ、継続もできると思います。
ルーティンとセットで将棋をする
将棋の時間を作りにくい方は、毎日していることに将棋を組み合わせましょう。
新しい習慣を作るのは難しいけど、既にやっていることにプラスすると負担にならないです。
- 朝のトイレで詰将棋
- 通学しながら次の1手
- ランチを食べ終えたら対局
- 寝る前に定跡書を読む
上記のように取り入れると、将棋をする時間がどんどん増やせ早く上達できます。
1日複数回に分けて将棋をする
将棋をすると頭が疲れるので長くできない…
そんなあなたは、1回の時間を短くしましょう。
あまり疲れなくてすみますよ。
- 朝 出社前に30分
- 昼 ランチ後に30分
- 夜 夕食後に30分
1時間30分一気に取り組むのは難しいですが、3回に分けると結構ラク。
仕事で疲れて夜取り組めなくても、朝と昼で一定時間将棋ができるメリットもあります。
取り組む難易度を上げすぎない
自分に合った内容で学びましょう。
難しすぎると学習効果が低く、やる気もなくなります。
学ぶ意欲が高い人ほど以下のような勉強をしますが、級位者さんには難易度が高すぎます。
- プロの研究が惜しみなく解説される、難しい定跡書を読む
- AIの最高レベル(五段以上)に負けまくる
- 手数が2桁の詰将棋を延々考え続ける
- プロの実戦から出題される難しい次の1手を延々考え続ける
理解しやすい定跡書や、簡単な問題を解くと学習効果が高く継続しやすいです。
楽しむことを意識
強くなる苦行をするのではなく、好きな趣味を楽しみましょう。
疲れても将棋をやりたくなり、学習効果も高まりますよ。
僕は以前「全ての対局は大会本番と思って集中!」とか考えていました。
1局にエネルギーを使いまくり、継続が難しかったです…
今は対局を1日のご褒美タイムと思っています。
気分転換になり、良い手も指せる気がしますね。
ライバルを作る
ライバルがいると、頑張りやすいです。
1人だとモチベーションが低くなる時期がありますが、自分の外からやる気をもらえる感じですね。
大会や道場だと、近い級の人と出会いやすいですよ。
リアルの出会いが難しい方はXをやると、級位者さんが多くいてX棋戦もあったりします。
負けの後気持ちを切り替えやすくなる思考3つ
将棋に負けるのは嫌なものですが、以下3つの考えがあれば前向きになりやすいです。
- 勝ちを重視しすぎない
- 自分の好手に注目
- 反省したら忘れる
僕も感情の起伏が大きく、負けると強い自己嫌悪に陥ったり携帯端末を全力でブン投げたい衝動にかられました 苦笑
今は上記を実践し、負けの辛さが小さくなっています。
勝ちを重視しすぎない
勝ち負けだけを追い求めるのはやめましょう。
将棋をすると必ず何割か負けるので、勝ちだけを求めると傷つくことが増えます。
安全な手ばかり選び、指し手も悪くなってしまいがちです。
「ボロ負けしたけどこの手がダメと分かったから収穫あり」
こんな風に考えると、僕は気持ちが落ち着きやすいですね。
自分の好手に注目
対局が終わったら、まず自分の好手を探しましょう。
良い部分があったと分かれば、少しはダメージが減りますよ。
「ヒドい大逆転負けだけど、終盤の入口までは完封だった」
自分の強さを確認すると、安心できます。
好手を探せるAI解析は、下の記事で解説しました。
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反省したら忘れる
悪手や敗着を振り返ったら、その1局のことは考えないようにしましょう。
指し手を繰り返し後悔しても、上達しませんからね。
練習の質を高める方法3つ+α
強い人のように目的を持って効率的に練習する為に、以下の3つを行いましょう。
- 弱点を把握
- 優先順位をつける
- 勉強方法を学ぶ
弱点を把握
目的を決める前段階として、あなたの弱点を知りましょう。
将棋の上達には、弱点の克服が欠かせません。
同じ級の相手に負けた棋譜を10局見直すと、分かりやすいですよ。
似たような悪手や失敗が見つかるはず。
優先順位をつける
弱点や課題が見つかったら、取り組む順序を決めましょう。
アレもコレも、いっぺんに対策するのは難しいですからね。
序盤から終盤までまんべんなく弱いなぁ...
そう感じる方は、一番弱い部分に手をつけましょう。
僕は級位者の頃複数を同時に学ぼうとして、中途半端になってしまいました。
焦らず1つ1つ潰すと良いですよ。
勉強方法を学ぶ
対策する前に、色々な勉強方法について学びましょう。
具体的な方法が分かると、早く強くなれますよ。
浦野真彦八段の『初段になるための将棋勉強方法』がおススメです。
詰将棋や次の1手など、なんとなく知っている勉強を効率的に行う方法が解説されています。
僕も参考にしており、有段者になった今も勉強方法の土台となっています。
¥1,200で強くなる方法が分かるのは、安すぎと感じます。
質を大きく上げる「激指」
練習の質を上げ、効率よく上達したい!
そんなあなたには、有料PCソフト「激指」シリーズがおススメです。
プロレベルのAIと駒落ち(ハンデ戦)で対局し、早く上達できますよ!
つまり、プロに自宅で好きなだけ教えてもらえるようなもの。
初級者で使い始めた僕の教え子は、僕との駒落ちを六枚・四枚とそれぞれ3ヶ月で卒業。
普通の人より遥かに早いペースで強くなりました。
シリーズがいくつかあり、どのソフトも対局・検討以外にも上達を早める機能があります。
本気で強くなりたいなら、僕のイチオシは数十冊分の定跡が含まれる「激指 定跡道場5」です。
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【体験談あり】伸び悩み解消!激指バージョン3選|2023年最新
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まとめ
- 強くなれない人は対局が少ないか、多くても他のことをしなかったり、なんとなく取り組んでいる
- 将棋が強い人の多くは長い時間取り組み、負けても早く気持ちを切り替え、目的を持って練習する
- 将棋の時間を増やすには、1日の複数回に分け、将棋を楽しむとよい
- 対局に負けた後気持ちを切り替えるには、好手に注目するなど勝ち負け以外に目を向けよう
- 練習の質を高めるには、弱点を把握し優先順位を決め、効率的な勉強方法を知ろう
将棋が強くなれない人の特徴を避け、強い人の行動を取り入れれば上達の速度が上がります。
あなたが行動するのが大切ですので、記事で紹介した11のポイントを今日1つだけ試して下さいね。
「本気で強くなりたい!」
という方は、あなたに合う激指のバージョンを見つけましょう。
応援しています。頑張ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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