- 中盤で何をすれば良いか分からなくなる…
- 中盤力はどうやって鍛えればいいの?
初心者~6級ぐらいの方の、こんな悩みや疑問を解決する記事です。
多くの初級者さんが共通して引っかかるポイントをまとめました。
まず序盤・中盤・終盤とは何か簡単に説明。
次に中盤ですべきこと2つを解説、中盤力の鍛え方も紹介。
更に注意点や、初段が近づいたら読んだ方が良い本にも触れました。
この記事を読み終えると、対局中に中盤で悩まないようになります。
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目次
将棋には序盤・中盤・終盤がある
1局の将棋は、ざっくり3つの段階に分けられます。
そんな基本すぎる説明はいらない、というあなたは中盤ですべきことに進んでください。
序盤
序盤は戦闘の準備段階。
図の左側のように王様を囲ったり、右側のように攻撃の形を整える時期です。
初級者さんは、「囲う→攻める」流れを目指すと勝ちやすいですよ。
定跡書(戦法書)を読むと、更に伸ばしやすくなります。
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終盤
相手の王様を追いつめる段階が、終盤です。
敵玉の守りを薄くしたり、逃げ道をなくすことを目指します。
初級者さんは「1手詰」をたくさん解くと、勝率が上がります。
1手詰や詰将棋については、下の記事で解説しました。
中盤
この記事で扱う中盤は、戦闘が始まる段階です。
お互いの歩がぶつかったり、銀などの駒交換が行われます。
中盤は難しく、初級者さんは指し手が分からなくなることも多いです。
なぜなら指し手が多く、序盤の駒組みや終盤の王様を狙うような具体的な方針を見つけにくいからです。
以下を対局中に意識できると、指し手に悩まなくなりますよ。
中盤ですべきこと2つ
駒がぶつかったら、2つの狙いで中盤を戦いましょう。
- 自分の攻め駒と相手の駒を交換する
- 大駒を敵陣に成り込む
そうすれば序盤→中盤→終盤まで1つの流れができ、指し手に困らなくなります。
自分の攻め駒と相手の駒を交換する
初級者さんは、まず攻め駒の交換を目指しましょう。
自分は持ち駒が増え、相手の陣形は薄くなります。
例えば図で相手が☖同歩と取ると、銀交換が行われ以下になります。
(☖同歩☗同銀☖同銀☗同飛☖2三歩☗2八飛)
図で先手は銀を持ち駒として攻めに使えるようになり、後手は盤上から銀を失い弱体化しました。
攻め駒を交換すると、指しやすくなります。
大駒を敵陣に成り込む
交換の後か、もしくは同時並行で飛車や角が成るのを目標にしましょう。
龍や馬が敵陣にいると、相手の王様に迫りやすくなりますからね。
例えば図から角交換が行われると、
(☖同歩☗同角☖同角☗同飛)
次に☗2二飛成となれば、龍を軸に王様に迫れます。
中盤力を伸ばす方法【AI解析】
中盤力を伸ばすには、自分の対局から学ぶのがおススメです。
なぜなら自分が対局中に考えた内容を元に学ぶと、将棋への理解が深まるからです。
僕は中盤が最も苦手でしたが、対局後に以下の方法で学んで指し手が良くなるのを実感しました。
解析手順
無料アプリ「ぴよ将棋」を使うと、あなたの対局を解析できます。
例えば無料アプリ「将棋ウォーズ」の対局をぴよ将棋で解析する方法は以下。
まず、トップ画面から「ウォーズ棋譜解析」をタップ。
①に将棋ウォーズのIDを入力すると対局一覧が表示されます。
そこで②「ぴよ将棋」をタップ。
※上手くいかない場合は、「コピー」→トップ画面「クリップボードから棋譜を読み込む」
対局画面が表示されるので、メニュー→棋譜解析
解析レベルを40にして、解析開始。
五段のAIが、あなたの将棋を詳しく見てくれます!
1手ずつ指し手が自動で進み、10-15分後に解析終了と表示されます。
自分の悪手に注目
解析では1手ごとに形勢が評価値と呼ばれる数字で表され、グラフ化します。
形勢の目安は以下。
- 0→互角
- 500→有利
- 1000→優勢
- 2000→勝勢
数字が大きく下がった手に注目しましょう。
「疑問」「悪手」という部分が改善点です。
AIの推奨手を見ると、代わりに指すべき良い手が分かります。
自分が考えた手より良い手を見ることで、少しずつ力がつきます。
ぴよ将棋の上位互換「激指」
中盤を鍛え本気で強くなりたいあなたには、有料PCソフト「激指」を強くおススメします。
プロレベルのAIと検討や駒落ち対局ができ、「ぴよ将棋」より上達が早くなりますよ。
自分の悪手と代替手を見る流れは、全く同じ。
以前は僕もそう考えていましたが、思い切って購入しました。
ぴよ将棋よりAIが強く、解析も分かりやすい。
結果として、より早く指し手が良くなる自覚がありました。
更に「激指」シリーズは、どのソフトも対局・解析以外にも上達を早める機能があります。
本気で強くなりたいなら、僕のイチオシは数十冊分の定跡が含まれる「激指 定跡道場5」です。
あなたに合うバージョンを見つけるのは、こちらから。
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級位者さん自分に1番合う激指を使って強くなりたい! 無料の将棋アプリやソフトも多いので、有料ソフトの激指なんて不要ではないかと思われがち。ですが結論、上達したくて頑張っている級位者さんこそ激指を使うべ ...
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中盤力を磨く際の注意点
中盤を学ぶ時は、以下に気をつけましょう。
- 序盤と終盤の学習は中盤より優先
- AIの推奨手が理解できない時はスルー
序盤と終盤の学習は中盤より優先
同じ級と対局して序盤で崩されたり、終盤が苦手な方はそちらから対策すべき。
なぜなら中盤の学習は難しく、序盤と終盤に比べて時間がかかるからです。
序盤と終盤は定跡の学習と詰将棋で、短期間でもある程度上達します。
まずは序盤と終盤を学びましょう。
AIの推奨手が理解できない時はスルー
AIは良い手を示しますが理由までは教えてくれない為、時に理解できないはず。
そんな時は諦めましょう。
なぜなら考えても、答えは見つからないからです。
僕も級位者の頃いろいろ考えましたが、時間がもったいなかったですね。
分かる部分の学びが積み重なれば、上達するものですよ。
次のステップの中盤学習
- 3手詰がだいたい解ける
- 序盤に穴がない
上記を満たせる2~3級ぐらいになると、以下の書籍もおススメです。
- 序盤中盤の手筋436
- 将棋・中盤戦の考え方
良書ですが4級以下の方には難しい印象で、定跡書を読んだ方が上達に効率的だと思います。
『序盤中盤の手筋436』(マイナビ)
局面から指し手が出題される、「次の1手」という問題形式。
考えながら読み進める為、頭に入りやすいです。
中盤を扱う書籍は少なく、重宝するでしょう。
僕も購入しており、勉強になりましたが有段者の僕でも難しい問題もしばしばでした。
『将棋・中盤戦の考え方』(マイナビ)
プロ棋士の実戦を元に、中盤の考え方が色々紹介されています。
中盤の引き出しが増え、指し手を探しやすくなるでしょう。
悩ましい局面でどのような方針を立てるかという「方位磁針」の役割を、表紙のデザイン通り、この本は果たしていると思います。
中盤で迷子になりがちな方にオススメです。
引用元:アマゾンレビュー
読むと迷いが少なくなりそうですね。
Kindle Unlimited
Kindle Unlimitedには、上記の2冊が読み放題に含まれています。
2冊買わなくても、ずっと持ち続けなくてもOK。
中盤以外にも、課題に感じる内容の棋書を見つけやすいですよ!
定跡などをガッツリ学ぶにも、サクッと調べるにも僕は重宝しています。
本を探す時間と買うお金が、だいぶ少なくなりましたね。
まとめ
- 中盤は戦闘が始まる段階
- 中盤では駒を交換し、大駒を成る方針がよい
- 自分の対局をAIで解析して中盤力を伸ばせる
- AIの推奨手が理解できない時はスルーでOK
- 初段が近づいたら書籍で学ぶのもあり
中盤の方針を理解し悪手から学べば、指し手に困らなくなり勝率も上がります。
あなたが行動するのが大切ですので、今日から中盤の方針を意識して対局して下さいね。
「本気で強くなりたい!」
という方は、あなたに合う激指のバージョンを見つけましょう。
応援しています。頑張ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
上達のきっかけはこちらから。