効率よく初段を目指す

【経験者が解説】上達に効果的な将棋ノートを作るコツと書き方例

2021年5月1日

ゆーきゃん
アマチュア三段。将棋ノートを書き、上達しました。
級位者さん
  • 将棋を記録して、意味あるの?
  • 将棋ノートには、何を書けばいい?
  • 将棋ノートを作るコツは?

主に級位者さんの、こんな疑問を解決する記事です。

なぜなら記事で紹介する方法で記録し、僕が上達を実感したからです。

まず将棋ノートの効果2つ書き方例3つを説明。

次にノートを書く際の注意点とコツを解説し、記録に慣れた後のステップにも触れました。

読み終えると、将棋を習慣化し上達に効率的なノートの作り方が分かります。

記事の最後で、僕の対局記録例と項目の意図を、PDFファイルでプレゼントします。

将棋ノートの効果2つ

将棋ノートの効果

何年か将棋ノートを書いて、特に良かったと感じるのは以下の2つ。

  • 努力が形として残る
  • 得意な戦型や弱点を知れる

努力が形として残る

今振り返って級位者さんに良いと思うのが、努力が目に見える点です。

上手くいかず落ち込んだ時に、ノートを見て自分はこれだけ頑張ったんだなと大きな励みになります。

僕は1級から初段まで長く伸び悩み数年かかりました。

思うように勝てず、後から将棋を始めた人にも追い抜かれる。

自分は初段なんてなれないんじゃないか、将棋を辞めようか。

そんなことを考えるぐらい、精神的にしんどい時期もありました。

辛い時にふとノートを見て、

「頑張れたんだな。もう少しやってみよう」

と少し気が楽になり、諦めずに継続できて今では三段になれました。

自信がない人におススメです。

スランプの方は、下の記事もどうぞ。

将棋のスランプから解放
【苦しさ激減】将棋のスランプを脱出する2ステップを経験者が解説

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得意な戦型や弱点を知れる

ノートを見て、自分の得手不得手が分かります。

記録を見返すと、勝ちや負けがはっきりと数字になっている為です。

僕は中飛車を指し、居飛車の超急戦という作戦への勝率が1割ぐらいでした。

やべぇ、他の戦型より負けまくってるから早めに定跡書を読もう。

と対策すべきことも思いつきます。

いやいや、いちいち記録しなくてもそんなの感覚でわかるだろ。

という意見もあり、仰る通り。

ですが感覚が数字で更にはっきりしたり、感覚と事実のズレに気づけたりします。

例えば僕は左穴熊という戦型を指しますが、難しい戦い方の為自信がなかった。

しかし同じ段位への勝率が思ったより高いと分かり、対局中に少しは自信を持てるようになりました。

将棋ノートの書き方例3つ

将棋ノートの書き方

将棋ノートの具体的な内容は、あなたが記録したいことが1番よいと思います。

有段者が勧めるけどあまり気が進まないようなノートを作っても、効果は出ないはず。

僕は以下3つの内容を記録しましたので、ご参考にどうぞ。

  • 日々の取り組みを書く
  • 対局の結果を書く
  • My次の1手を作る

日々の取り組みを書く

級位者の頃の僕は、やったことを書いていました。

ゆーきゃんの将棋ノート

詰将棋を3問・中飛車次の1手を7問、実戦を1局という感じ。

感想や反省も簡単に書いておくと、翌日以降の改善につながるかも。

対局の結果を書く

僕が上達に直結すると感じたのが、対局の記録です。

なぜなら将棋の上達には、自分の弱点を知り対策することが大切だからです。

僕の記録はこちら。

戦績記録

同じ級相手に序盤と中盤は有利だけど終盤で逆転されることが多いから、寄せや詰将棋をやってみよう。

のように自分の将棋の特徴を知りすべきことが見えやすいです。

記事の最後でこの画像をアレンジしてプレゼントしますね。

My 次の1手を作る

自分の対局内容から、局面を問題にするのも良さそうです。

誰でも苦手な部分があり、似たような悪手を繰り返してしまう為です。

何度か解くことで、ミスを防ぎやすくなるはず。

  1. 対局後にAIに解析させ悪手を探す
  2. AIの候補手を正解にして問題を作る

以下の手順で問題を作成できるかと。

スクリーンショットで局面を保存すると、書き写さなくてもOKです。

とはいえ管理が大変で、僕は少し試みましたが挫折しました。

記録することや情報の整理が上手な人向けです。

AIの解析については、下の記事で解説しました。

ぴよ将棋
上達に繋がるぴよ将棋の解析2ステップと見るべきポイント3つ

解析をすると強くなれる? ぴよ将棋で解析する方法は? 解析した棋譜の、どこに注目すればいいの? 解析のコツは? ぴよ将棋で、解析以外にできることは? ゆーきゃん級位者さんのこんな疑問を解決できる記事を ...

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将棋ノートの注意点3つ

将棋ノートの注意点

将棋ノートを活用すればモチベーションを保ち、効率よく上達できます。

しかし使い方次第では逆にやる気を失ったり、時間をかけても効果が出ません。

僕の失敗経験から、注意すべき点は以下の3つ。

  • 時間をかけすぎない
  • レートや達成率はあまり書かない方がよい
  • 記録する内容が上達に役立つか考える

時間をかけすぎない

ノートを書くことに時間を使いすぎるべきではありません。

なぜならノートを書くこと自体では強くならないからです。

対局や詰将棋はより重要で、練習を通してこそ上達します。

練習時間を削らず、1日5~10分ぐらいでまとめるのがおススメです。

レートや達成率は書かない方が良い

対局結果を書く際、レートや達成率を細かく記録するのはおススメしません。

連敗や不調の際、落ち込んでしまいます。

達成率の推移を全て記録

僕は一時期将棋ウォーズの達成率を毎局書き、増減も全て記録していました。

3日前に比べて15%も下がった…

などとガッカリし、エネルギーを消耗していました。

今は月末の数字だけを記録しており、ストレスが激減しました。

達成率で苦しんでいる方は、下の記事をどうぞ。

将棋ウォーズで壁を破る
将棋ウォーズ達成率の仕組みと20%以下の沼から脱出する方法を解説

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記録する内容が上達に役立つか考える

将棋ノートに書く内容が、強くなる為の記録として必要か考えましょう。

ノートを書くことそのものが目的になったり、残す必要もない記録をとっていては強くなりません。

僕は以前、時間をかけて友達と対局した棋譜を書きました。

勝った対局だったので後から眺めてニヤニヤするだけで、上達には全く関係ありませんでした 苦笑

上達の為のノートになっているか常に考えつつ、いらないと思ったら項目を減らしましょう。

将棋ノートのコツ5つ 

将棋ノートのコツ

上記の注意点と併せて、継続や効率化の為に以下のコツ5つもおススメです。

  • 最初はシンプルでOK
  • たまにはサボってもOK
  • 連続日数や取り組んだ時間も記録する
  • 好手・悪手・戦型を書く
  • スマホを使う

最初はシンプルでOK

将棋ノートを始めた時期は、簡単に書くと良いですよ。

アレもコレもと詰め込むと、無意識に面倒と感じ三日坊主になってしまうかも。

  • 対局 1局
  • 3手詰 2問

箇条書きでちょろっと書くぐらいで充分。

1か月ぐらいたって当たり前の習慣になったら、書くことを増やしましょう。

たまにはサボってもOK

書けない日があっても、自分を許してあげましょう。

最初の内は忙しかったりやる気が出なかったりと、途切れてしまうはず。

空白の日があるのは気持ち悪く感じてしまいますが、記録そのものをキレイに行うのが目的ではありません。

記録を続け上達することが目的なので、ノートは多少雑でもOK。

今日から、明日からまた書こうとユルく気楽に構えまると継続しやすいです。

連続日数や取り組んだ時間も記録する

項目として連続で何日将棋に取り組んだか、何分取り組んだかを記録するのがおススメ。

モチベーションや目標にしやすいです。

連続日数が20日など大きくなっていくと、途切れるのが嫌で少しでも将棋をしようと思えますよ。

書くことでやる気や目標設定に繋がる項目を考えてみましょう。

好手・悪手・戦型を書く

対局の記録は、好手・悪手・戦型を書くと上達しやすいです。

  • 好手 → 自信がつく
  • 悪手 → 改善点が分かる
  • 戦型 → 得意戦型や苦手戦型が分かる

戦績記録

僕は図のように書くようになってから、はっきりと指し手が良くなるのを自覚しレートも上がりました。

スマホを使う

将棋ノートという記事ですが、記録媒体としてはスマホもおススメです。

人によるかもですが、手間が省けラクに感じることもあるはず。

先ほどご紹介した僕の記録は、google spread sheetを使っています。

紙と比べ以下のメリットがあり、僕はスマホの方が圧倒的にやりやすいです。

  • 準備がラク
  • 字が読みやすい
  • 入力内容の長さを気にしなくてよい

将棋ノートに慣れたら

将棋ノートに慣れた次のステップ

記録するのが習慣化できたら、自分の将棋への取り組みを見直しましょう。

量を増やし質を高めると、上達が加速します。

記録を続けると、改善点が見えますよ。

上達に適切な努力の量と質については、下の記事で解説しましたので併せてどうぞ。

【将棋が強くなりたい方へ】失敗しない努力の量と質を有段者が解説

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努力量を見直す

週に1度、ノートを見ながら1週間の取り組みを振り返りましょう。

上達の為、もう少し頑張れた日はありませんでしたか?

ダラダラとマンガを読んだりTwitterを見たりして、時間を無駄にしてしまうことが僕もあります。

マンガアプリを開きそうになったら、初段になるという目標を思い出す。

などあらかじめサボりそうな状況の対策を考えておくと、改善しやすいですよ。

努力の質を見直す

1ヶ月に1度、取り組んでいる内容が適切か考えましょう。

一生懸命頑張っていても、弱点を改善できなければ級は上がりにくいです。

僕は1級の頃、同じ定跡書を繰り返し読んで序盤を学びました。

しかし対局で負けるのは終盤だったので、序盤の知識が増えても全然勝てるようになりませんでした 苦笑

昇級に向けて足を引っ張っている部分は何か、それを鍛える取り組みができているか考えましょう。

色々な勉強方法は、下の記事で解説しました。

必見!有段者が教える効率的な将棋上達方法【5つの勉強法と注意点】

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まとめ

将棋ノート

  • 将棋ノートの効果として、努力や弱点が可視化する
  • ノート例:日々の取り組みや対局結果、次の1手をまとめる
  • 時間をかけず、レートを書かず、内容が適切か常に考えるべき
  • シンプルにゆっくり始め、スマホを使うと継続しやすい
  • 連続日数・時間・好手・悪手・戦型を書くとやる気を維持しつつ上達できる
  • 将棋ノートを使って努力の量を増やし質を高めると上達が加速する

記事の内容で将棋ノートを書き続ければ、あなたは早く上達できます。

行動するのが大切ですので、読み終えたら今日の取り組みを記録して将棋ノートをスタートして下さいね。

僕の対局記録例と項目の意図をPDFファイルにまとめましたので、よかったら参考にどうぞ。

ゆーきゃんの対局記録例と項目説明

応援しています。頑張ってください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

記事の情報や上達しやすいノウハウ、やる気を維持する為のプロのエピソードなどをつぶやいていますので、よかったらTwitterのフォローをお願いします。

記事の内容で分かりにくい点や、読んでいて疑問、もっと知りたいことなどあれば、お気軽にお問い合わせよりお伝えください。

今回ご紹介した関連記事は以下となります。

  • この記事を書いた人

ゆーきゃん

将棋を愛しています。 【将棋歴】中学生、クラスで強いけど大会0勝→大学生、努力の仕方がわからず強くなれない→社会人、1級で長く足踏み→初段昇段後は1年で三段。 高校将棋部の外部コーチ、将棋教室運営、県内サークルや道場で多くの級位者さんに指導やアドバイスをしてきました。 沖縄のホテルで働きつつ、初心者・級位者さんの疑問やお悩みを解決、将棋を楽しめるような情報をブログとTwitterで日々発信しています。

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