

- 将棋にはどんな反則があるの?
- 初心者がやってしまいがちな反則は?
- 反則と間違いやすい歩の動き方は?
- 大会で反則が起きたらどうすればいい?
将棋の初心者さんの、こんな疑問を解決できる記事です。
初級クラスの大会運営などを通して見てきた、初心者さんがつまづきやすいポイントや不安に感じる点を中心にまとめました。
まず反則について初心者さんに知っておいてほしいこと2つをお伝えし、初心者さんが覚えるべき順に8つの反則を紹介。
次に反則と似ているけど反則ではない歩の動き方と反則が起きた時の注意点を解説。
初心者さんが上達しやすい方法にも触れました。
記事を読み終えると反則への不安がなくなり、将棋をより楽しめるようになります。
ルールを一から学びたいという方は、下の記事をどうぞ。
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目次
反則について、初心者さんに知っておいてほしいこと2つ
反則の内容を詳しく説明する前にお伝えしたいのは以下2点。
- 反則すると即負け
- 難しく考えすぎないでよい
反則すると即負け
対局中に反則をすると、その場で負けとなり終了です。
これは反則だから、戻して違う手を…
ということはできません。
難しく考えすぎない方がよい
とはいえ、頭の片隅に入れるぐらいで気楽に記事の内容を学んで下さいね。
なぜなら「難しい」と思ってしまうと覚え辛くなり、将棋の楽しさも半減してしまうからです。
アプリだと反則の動きができない仕様になっていることも多く、全て覚えていなくても対局を楽しめます。
なので一気に完璧に記憶する必要はなく、間違えながらゆっくり覚えればよいです。
将棋の反則3つ(+5)
将棋の反則は全部で8つあり、初心者さんがやってしまいがちな順に以下です。
- ルールと違う動きをする
- 王手を放置する
- 縦のラインに2枚の歩を打つ
- 待った
- 二手連続で指す
- 動けない場所に駒を打つ
- 王手、同じ逃げ方を繰り返す
- 歩を打って王様を詰ます
8という数だと多く感じますが、当たり前のことや初心者さんではほとんど起こらないものもあるので安心して下さい。
最初の3つだけ気をつけましょう。
ルールと違う動きをする
分かっていても、うっかり動き方を間違えてしまうことがあります。
角を遠くに移動する際にズレてしまったり、
攻めを焦って1マス早く成ってしまったり。
ゆっくり落ち着いて指すと防ぎやすいはず。
成るってなんだっけ?というあなたは下の記事をどうぞ。
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王手を放置する
続いて多いのは、王手されているのに違う手を指してしまうこと。
王手放置と呼ばれます。
遠くから王手をされて気づかなかったり、次にやろうと思った別の手を指してしまったり。
王様を取られて負けるのは当然なので、覚える必要はなく気をつけるぐらいで良いでしょう。
縦のラインに2枚の歩を打つ
縦のラインに既に歩があると、それ以上打ってはいけません。
二歩(にふ)と呼ばれます。
打とうと思った場所と盤上にある歩が遠いと、見逃してしまいがち。
とはいえ有段者の僕やプロでもやってしまうことがあり、ある程度やむなしです。
二歩をしたら「参りました。てへぺろ」ぐらいで次の対局で気をつければよいです。
最初のうちはここまでの3つを対局しながら注意しましょう。
待った
4~6つ目は割と当たり前なので、気合を入れて覚えなくてもOK。
指した後に悪い手と気づいても、局面を戻してはいけません。
細かく言うと、指が駒から離れた瞬間から戻せません。
大会に出た時は気をつけましょう。
とはいえ初心者の友達と対局する時は、待ったもお互い許したりすると思います。
その方が2人とも楽しめるなら、事前に待ったありと決めてもよいかと。
二手連続で指す
二手指し(にてざし)と呼ばれます。
将棋は交互に指すので、当たり前ですね。
相手がなかなか指さない時によそ見をして、指したと勘違いするケースがたまーーにあります。
動けない場所に駒を打つ
持ち駒の歩、香車、桂馬を進めない場所には打てません。
図ではそれぞれの駒が次に動く場所がありません。
このような場所に打つと反則負けです。
初級者さん同士の対局を見ていても、あまり起こらない印象です。
王手、同じ逃げ方を繰り返す
残り2つは初心者さんの対局ではほとんど現れません。
強くなってから考えるようになるので、軽く目を通せばOK。
「連続王手の千日手」といい、同じ王手と同じ逃げ方を繰り返してはいけません。
歩を打って王様を詰ます
相手の王様を詰ませると普通は勝ちですが、持ち駒の歩を打って詰ますと逆に負けです。
左図で相手の王様は、動ける場所が〇の1か所しかありません。
歩を打つと詰みですが、反則の為自分が負けになってしまいます。
以上8つの反則があります。お疲れさまでした。
繰り返しますが、完璧に覚えなくても対局を楽しめるので安心して下さいね。
反則ではない歩の使い方
初心者さんが難しく感じるのは、歩に関する反則と似た下記の歩の使い方3つが反則にならない点です。
- 歩を打って王手
- 歩を突いて詰ませる
- と金のラインに歩を打つ
この知識が整理できてなくても、対局であまり困らないので大丈夫です。
相手にやられながら覚えるので、肩の力を抜いて読んで下さい。
歩を打って王手
持ち駒の歩で王手してOKです。
王手で詰むとダメですが、下の図は王手されても王様が逃げ出せるので歩が打てます。
歩を突いて詰ませる
既に盤上にある歩を動かして詰ますのはOKです。
下の図は突き歩詰め(つきふづめ)と呼ばれ、反則にはなりません。
と金がある縦のラインに歩を打つ
縦のラインに2枚目の歩を打つのは「二歩」の反則でした。
しかし「と金」は歩ではないので、図のように歩を打てます。
参加した大会で反則が起こったら
大会で反則をしてしまったら、苦笑いしながら「負けました」と言ってください。
逆に相手が反則したのに指し続けようとしたら、指し手を止めて運営の人を呼んで下さい。
経験から言って、対局者同士で話すとモメます。
- 「待った」を反則と思っていない
- 反則負けを認めたくない
よくあるのは上記。
局面を進めずに、第三者に判断してもらうのが大切です。
将棋の上達方法
反則を覚えつつ将棋を強くなりたい方は、1日1局ぐらい対局するのがおススメです。
対局で成功や失敗を繰り返して、将棋の楽しさを味わえますよ。
とはいえ対局すると、動かす駒がたくさんあったり攻めや守りなど考えることが多く大変でしょう。
駒落ちというハンデ戦だと、シンプルで難易度がグッと下がります。
図のように相手の駒が少ないと、攻めを楽しみやすいです。
初心者さんが使いやすい無料アプリ「百鍛将棋」で簡単。

使い方が気になる方は、下の記事もチェックしてみてくださいね。
まとめ
- 反則について完璧に覚えていなくても、将棋を楽しめる
- 初心者さんに気を付けてほしい反則は王手放置、ルールと違う動き、二歩の3つ
- 反則と似ているが反則ではない歩の使い方がある
- 大会で相手が反則をしたら運営の人を呼ぼう
記事の中で初心者さんにとって大切なのは、上記4つ。
全体像を解説しましたが、残りの部分はゆっくり覚えてOKです。
3つの反則にだけ注意すれば、あなたは反則に悩まされることなく将棋を楽しめます。
反則をあまり気にしすぎず、記事を終えたら対局して下さいね。
応援しています。頑張ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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