史上最強の棋士は誰?
最強棋士はどんな人?
もっと最強棋士を知る方法は?
将棋が好きな方の、こんな疑問を解決できる記事です。
長年将棋に触れて得た情報をまとめました。
記事の前半では史上最強棋士候補3人の実績・魅力と、彼らを更に知る2つの方法を紹介。
後半では、最強候補には漏れたけどぜひ知ってほしい棋士10人をまとめました。
記事を読み終えると、最強棋士候補の概要と彼らの魅力を知ることができます。
※効率よく上達したい人は,以下の特典をぜひプレゼントとして受け取ってくださいね。
LINEでもらえる無料プレゼント
- 無料個別面談(級位者限定)
- 限定動画5本
- 人気記事5本
目次
歴史上最強棋士候補3人
将棋の歴史で最も強い人は、個人的には藤井聡太竜王名人(2024年現在)だと思います。
将棋の技術は進化を続けているので、現代の棋士が1番強いのかなと。
もちろん僕の主観なので、異論は認めます 笑 1つの意見としてお読みください。
候補となる棋士3人は以下。
- 藤井聡太
- 羽生善治
- 大山康晴
お三方の実績と魅力をお伝えしますね。
藤井聡太
令和の牽引者。タイトル戦に絡む前から、若手やトップ棋士など多くの方から注目されていました。
最年少でプロになり、活躍を続けています。
そういえば沖縄県の城間春樹アマが、奨励会の編入試験で当時の藤井二段と対局。
勝利を治め、藤井二段の三段リーグ昇段を半年遅らせました。
沖縄県民としては誇らしいやら残念やら。
実績
昇段・タイトル獲得・棋戦優勝などの最年少記録を次から次へと更新していく藤井竜王名人。
ゆーきゃんチョイスの実績は、デビュー直後の29連勝です。
ハイハイ知ってる。まあそうなんですけど。
調子が良かろうがノッていようが、勝ち続けるのは本当に難しいもの。
記録を止めてやろうと気合が入っていたであろうプロ棋士を相手に29回続けて勝ったのは、偉業だなと思います。
魅力
藤井竜王名人の素晴らしい点は、謙虚さ。
若くして結果を出しまくっているというのに、驕る様子が全然見えない。
タイトルを獲得した直後にも「まだまだ力不足」のようなことを仰っていました。
成果を出すと「俺すげぇ」と大なり小なり思ってしまいますが 笑
慢心しない様子を見ると好感がもて、ますます応援したくなります。
羽生善治
平成のレジェンド。ご自身の活躍のみならず、周りのレベルも引き上げたと言われる存在。
近い世代に名人経験者やタイトル獲得者、長期間のトップ棋士がゴロゴロいるという。
理恵夫人のXから、日常生活のお茶目な部分なども知ることができます。
実績
トップ棋士ですら獲得するのが難しいタイトル。
それを追随を許さない99期、七冠同時制覇、永世七冠獲得と異次元の活躍。
僕の驚愕ポイントは、40代になってからNHK杯で4連覇+決勝進出の24連勝。
時間の短い棋戦で、実力者やタイトル保持者が出場するのがNHK杯。
そこで24回続けて勝ったのは、言葉が出ないですね。
魅力
羽生九段の魅力は、深い人間性だと思います。
30年もの間トップ棋士として勝負をする中で培ったであろう、将棋や人生への姿勢から色々見習いたくなります。
「日常的に、普通にできる範囲で続けられることでなければ無理が出てくる。」
などのお言葉から、将棋や仕事など色々な場面で活かせるヒントをいただけます。
大山康晴
昭和の巨人。木村義雄十四世名人や、升田幸三実力制第四代名人などと覇権を争いました。
長年トップ棋士として活躍する傍ら、将棋連盟の会長職も精力的にこなしたお方。
盤外戦術も巧みだったとか。
実績
当時の全冠制覇である五冠王時代が長かったり、数々の最年長記録を樹立。
特筆したいのは、名人在位を含むA級在籍44期。
69歳で現役のまま亡くなるまで40年以上、トップ10人のリーグから陥落しなかった。
70歳に近い年齢でのA級はもはや人外。
魅力
大山十五世名人の素晴らしい点は、根性だと思います。
貧しさや戦争を経験した世代ということもあり、人生を通して厳しく自分を追い込んだんだろうなという印象。
ヘビースモーカーだったのにある日スパッと禁煙したというエピソードなどから、目的に向かう意思の堅さなどを感じます。
昭和の良さがお人柄ににじみ出ているかも。
最強棋士から学ぶ方法2選
時代を代表する最強棋士候補からは、将棋の技術や生き方など学べる点が多いです。
下記の方法で彼らについてもっと知ると、あなたにとって何かしらプラスになるでしょう。
- 書籍
- 棋譜
書籍
プロの指し手はよく分からんというあなたは、ぜひ本を読んで下さい。
活躍するには理由があるというか、思考や行動などが刺激になるでしょう。
将棋のルールを知らない方でも、彼らや将棋界の魅力を楽しめるはず。
僕はお三方の本を読みましたが、将棋や仕事への姿勢など色々影響を受けました。
藤井聡太
藤井竜王名人はお若いので、出版されているのは特集や将棋界の方が書いたものが主。
師匠である杉本昌隆八段の『弟子・藤井聡太の学び方』(PHP)などおススメ。
- 電車を待ちながら、リラックスした様子で中継アプリを眺めていた
- 大泣きした後次の対局ではもう落ち着いていた
藤井竜王の将棋への姿勢や、杉本八段の教育方針などが参考になります。
羽生善治
長年将棋界の第一人者として君臨し続けたこともあり、著書も多いです。
僕の場合、将棋だけでなく日常や職場での過ごし方や考え方へのヒントを多くいただきました。
『迷いながら、強くなる』(三笠書房)などおススメ。
不調期など順風満帆ではない時期の考え方や、休息などについても書かれています。
大山康晴
こちらも大名人ということで、著書も多いようです。
僕が読んだのは、『勝負のこころ』(PHP文庫)
これぞ昭和という厳しさを学べました。
1985年に生まれた僕は、教育がやさしくなったり便利さやラクな環境に甘えられる世代。
「八段までは修行と思って何でも耐えた」
などを読むと、もうちょっと自分を追い込もうかなと思えましたね。
1992年に亡くなっている方なので、書店で見つけるのは難しいはず。
中古や電子書籍で読めるかと。
棋譜並べ
将棋は他のスポーツと異なり、プロから学びやすいのが良い点です。
棋譜を初手から最終手まで見ると、比較的容易にプロの技術を再生できますからね。
僕は羽生九段の将棋を100局以上並べましたが、終盤が強くなったと実感しました。
最強棋士の指し手から学ぶのがおススメです。
とはいえ棋譜並べは難しい面もあり、注意が必要です。
詳しくは下の記事で解説しました。
-
【初級者OK】将棋の棋譜並べの効果・失敗しない方法と棋譜の選び方
ゆーきゃんアマチュア三段。500局以上の棋譜を並べました。 級位者さん 棋譜並べで上達するの? 棋譜並べって難しくてどうすればいいか分からない… どんな棋譜を並べればいいの? 級位者さんのこんな疑問や ...
続きを見る
いや、プロの棋譜とか理解できねえし…と感じますが。
解説を見ながら、1局から1つ吸収すればよいと思えば楽しく学べますよ。
藤井聡太
藤井竜王名人の将棋から、戦い方の色々なパターンを学べるでしょう。
時には苛烈な攻め、時には強靭な受けなど「どんな展開でも勝ち切れる」と評されるほど。
50局ぐらい並べてみて、学べそうと感じたのは以下。
- 角と桂の使い方
- 優勢の局面から勝ち切る技術
- 劣勢の局面での勝負手
勝率を上げるヒントを得られます。
『藤井聡太全局集 平成28・29年度』(マイナビ)は、解説も巧みで楽しかったです。
羽生善治
- 序盤から終盤までどの局面でも技術が高い
- 混戦を頭一つ抜け出る技術に長けている
羽生九段はこのように評されます。
個人的には、若手時代のいわゆる「クソ粘り」がアマには良いと思います。
「おいおい羽生先生、必敗形なのにまだ指すの?」
そんな局面でも投了せず、時には信じられない逆転をします。
諦めたらそこで試合終了なのは将棋にも言えること。
若き羽生先生を見習って、僕も苦しい中最善を尽くす癖がつきました。
逆転が多くなり、負けても次に繋がる対局ができていると感じます。
『羽生善治全局集 デビューから竜王獲得まで』(日本将棋連盟)がおススメ。
大山康晴
受けの大山と呼ばれ、強靭な二枚腰が持ち味。
「流石の大山先生でも、これはダメか…」
そう思う局面で金銀を打ったり、玉をかわす絶妙の凌ぎを見せます。
「助からないと思っても、助かっている」を体験できました。
『大山康晴名局集』(マイナビ)が手に入れやすいですよ。
コレクター用に、こんなのもあります。
Kindle Unlimited
Kindle Unlimitedには、お三方やこれからご紹介する棋士の本が読み放題に含まれます。
- 藤井聡太全局集
- 藤井聡太 名人をこす少年
- 迷いながら、強くなる
- 大山VS升田全局集
特に棋譜集はお高いので、お得すぎです。
お三方など棋士を扱った本に加え、定跡書や将棋のマンガ・小説も手軽に読めますよ。
僕も読み放題に入っていますが、お金をあまりかけずに将棋関連の本から学び楽しんでいると感じています。
最強に効率よく近づくパートナー「激指」
俺も本気で将棋を頑張って、最強に少しでも近づきたい!
藤井竜王や羽生九段など、最強候補の活躍や言動に刺激を受けてやる気がみなぎっている。
そんなあなたには、有料PCソフト「激指」がおススメです。
プロレベルのAIと駒落ち(ハンデ戦)で対局し、早く上達できますよ。
つまり、プロに自宅で好きなだけ教えてもらえるようなもの。
初級者で使い始めた僕の教え子は、僕との駒落ちを六枚・四枚とそれぞれ3ヶ月で卒業。
普通の人より遥かに早いペースで強くなりました。
シリーズがいくつかあり、どのソフトも対局以外に上達を早める機能があります。
真剣に取り組むなら、僕のイチオシは数十冊分の定跡が含まれる「激指 定跡道場5」です。
あなたに合うバージョンを見つけるのは、こちらから。
-
【体験談あり】伸び悩み解消!激指バージョン3選|2023年最新
級位者さん自分に1番合う激指を使って強くなりたい! 無料の将棋アプリやソフトも多いので、有料ソフトの激指なんて不要ではないかと思われがち。ですが結論、上達したくて頑張っている級位者さんこそ激指を使うべ ...
続きを見る
最強候補の次点棋士10人
「最強」と言われると、候補は上記3人に絞れるかと。
しかし最強と凌ぎを削った棋士達や時代の覇者達も魅力的で、学べることがあります。
折角なので、ゆーきゃんチョイスの次点棋士達をご紹介しますね。
- 渡辺明
- 森内俊之
- 谷川浩司
- 中原誠
- 米長邦雄
- 加藤一二三
- 升田幸三
- 木村義雄
- 天野宗歩
- 大橋宗英
あの人がいない!この人はちょっと…という異論は認めます 笑
豊島将之九段と永瀬拓矢王座も、このまま活躍すると加わりそう。
渡辺明
竜王10連覇の実績を持ち、最強の話になると候補に名が上がります。
細い攻めを繋げる技術は棋界有数。
タイトル戦で1度しか使えない「使い捨て」の作戦をしばしば用いるなど、合理的で思考が独特と感じます。
『勝負心』(文春新書)などいくつか著書があります。
奥様が渡辺先生について書いているマンガ『将棋の渡辺君』(週間少年マガジンコミックス)も、日常生活などが見れて面白いですよ。
森内俊之
羽生九段と同世代のライバル筆頭で、永世名人の有資格者。
凡人は著書の『覆す力』(小学館新書)を読んだ方が良いです。
タイトル12期獲得の大棋士なのに、更に実績を出している羽生九段を目標として追いかけるような視線で書かれています。
「自分にどのような才能があるのか、どのような努力をすればいいのか模索し続けた」
将棋上達や成長の為のヒントがたくさんありました。
谷川浩司
高速の寄せで有名な、永世名人有資格者。
阪神大震災でご自身も被災した直後のタイトル防衛戦で、羽生六冠(当時)の全冠制覇を阻止しています。
言動や所作がとても美しい方で、僕も谷川流で駒台を整えています 笑
著書も多数あり、感銘を受けるかと。
中原誠
大山十五世名人の後に一時代を築いた方で、攻めや守りの自然な指し回しから自然流と呼ばれます。
将棋は自然な手を重ねれば勝ちやすいですが、自然に指すのはとても難しい。
棋譜を並べると、序盤から終盤までの流れがキレイになりそうです。
米長邦雄
歴代7位のタイトル19期、最年長名人獲得記録保持者。
将棋は「泥沼流」、お人柄は「さわやか流」と呼ばれました。
「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」
など個性的な発言が多いです。
著書を読むと、魅了される方もいるかも。
加藤一二三
ひふみんの愛称で知られる、名人位獲得者。
羽生九段の師匠である二上九段をして「天才と言い切れる棋士は加藤一二三九段ただひとり」と言わしめました。
引退後はかわいいおじいちゃんタレントといった感じですが 笑、僕は実直な印象があります。
著書から真面目な生き方を学べるでしょう。
升田幸三
大山十五世名人の兄弟子にしてライバル。
「新手一生」を掲げ、名前を冠した賞が現代に残っています。
豪放な性格だったようで、数々の逸話があるお方。
指し手に先見の明があったとのことで、羽生九段は絶賛しています。
棋譜を並べると、楽しめる人もいるでしょう。
木村義雄
常勝将軍と呼ばれる強さを誇り、将棋界の近代化にも尽くしたお方。
対局や他の仕事でまさに東奔西走したそうで、今の将棋界があるのもこの方のおかげかと。
天野宗歩
江戸時代の実力者。当時は世襲制の為名人になれませんでしたが、「実力十三段」「棋聖」と呼ばれました。
羽生九段は史上最強の候補にこの方を挙げています。
藤井竜王が初タイトルを奪った「棋聖戦」は天野宗歩が由来。
棋譜が割と残っており、駒落ちが学びになるようです。
大橋宗英
江戸時代の歴代名人の中で最強と目されます。
守りを固めたり負け辛い将棋を指したのはこの方からのようで、近代将棋の祖と呼ばれています。
現代将棋の根底に大橋宗英の将棋があると思うと、すごいですね。
まとめ
- 史上最強候補は藤井聡太・羽生善治・大山康晴
- それぞれ驚異的な実績と、魅力的な人間性を持つ
- 書籍と棋譜から最強をもっと知り学べる
- 3人以外にも、実績があり魅力的な棋士は多い
最強候補の棋士たちの人間性や将棋に触れると、あなたは上達し将棋界がもっと好きになるでしょう。
せっかくなので、ご紹介した本や棋譜をポチってみてくださいね。
「本気で強くなりたい!」
という方は、あなたに合う激指のバージョンを見つけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
無料プレゼントなどは,こちらからどうぞ。