- 初段の強さとは?
- 初段になる為に何を学べばいいの?
- 級が上がらなすぎて泣きたい…
級位者さんのこんな疑問や悩みを解決する記事です。
なぜなら1級で数年伸び悩んだ僕が、記事の内容を実践して初段になったからです。
前半では初段に必要な序盤・中盤・終盤力を説明し、それらの伸ばし方を解説。
後半では初段になる為の行動とマインドを紹介しました。
記事を読み終えると、初段を目指し自信をもって行動できるようになります。
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目次
どの初段を目指すべきか
初段にもいろいろな基準があり、何が正しいか迷いますよね。
僕の主観で2024年時点で各アプリの初段は、町道場では以下と感じます。
- 将棋倶楽部24:三段
- 将棋ウォーズ:初~二段
- 将棋クエスト:初段
- 81 Dojo:初段
- 百鍛将棋:2~3級
自分がメインで使うアプリ1つの基準に絞って昇段を目指すのがおススメです。
なぜならアプリAでは1級でBは2級など複数の級を気にすると、自分の力がブレて混乱するからです。
道場や県大会の結果などで初段を目指すのもありかと。
初段に必要な序盤・中盤・終盤力
初段を目指すには、1局を通して目立った弱点がないバランスの良い棋力が必要です。
強い部分があっても、足を引っ張る部分があると勝てない為です。
僕は1級の頃中盤が苦手でしたが、序盤ばかり強化して伸び悩みました…
以下を目安にしましょう。
- 序盤:駒がぶつかるまで初段と互角
- 中盤:大きな悪手がない
- 終盤:5手詰が安定して解ける
序盤:駒がぶつかるまで初段と互角
初段と戦って、自分が指す戦型の大半の形で大きく不利にならなければ充分です。
有段者だと、序盤で大きな差は出ないもの。
振り飛車好きなら、対抗形の急戦と持久戦に加え相振り飛車ですぐには悪くならない状態を目指す感じですね。
中盤:大きな悪手をしない
中盤では、1手で形勢を損ねるような悪手を指さないことが大切です。
未知の局面に入り手が広くなるので、大局観や適切な形勢判断が必要になります。
級位者さんだと、緩手や見落としで有段者に差をつけられることもある部分です。
終盤:5手詰が安定して解ける
終盤は寄せや必至の要素もありますが、5手詰を目安にするのが分かりやすいです。
初段になるために最も必要なのは、5手詰までの短手数の詰将棋
引用元:初段になるための将棋勉強方法
浦野真彦八段もこのように仰っています。
5手詰が解ければ対局全体に必要な「3手の読み」が身についているでしょう。
級位者さんは、読み抜けや勝手読みがありもう一歩という方も多いです。
初段に必要な力の身につけ方
上記の序盤・中盤・終盤力をつける具体的な方法は以下。
- 序盤:定跡書を読む
- 中盤:対局&解析で悪手を減らす
- 終盤:やさしい詰将棋を大量に解く
序盤:定跡書を読む
駒組みで不利になっている気がする(作戦負けしている)あなたは、本で定跡を学びましょう。
Webページを見たり他人から教えてもらうと情報が断片的ですが、本なら全体像を漏れなく学べます。
『よくわかる』シリーズ(マイコミ)は、初段が近い方におススメです。
難しすぎない本を選びましょう。
定跡の効果的な学び方を知りたい方は、下の記事をどうぞ。
奇襲の対策はネットでサクッと学ぼう
メインの定跡を本でしっかり学ぶ一方で、奇襲の類はネットで充分です。
なぜならマイナー戦法には知識の差で負けることが多いので、少し方針を知っておけば対応できるからです。
奇襲を使う人は強くない人が多い印象で、僕はググった情報を元に指すだけでアヒル囲いなどへの勝率が上がりました。
ガッツリ学びたいなら、こちらもおススメ。
中盤:対局&解析で悪手を減らす
中盤は、地道な努力で数ヶ月かけて少しずつよくしましょう。
序盤・終盤と比べて本も少なく、手が広いのですぐには改善されないと思います。
僕は全ての対局を無料アプリ「ぴよ将棋」で解析し、1番苦手だった中盤力が上がったと実感しました。
悪手と指摘される部分や、評価値が下がる部分から自分の傾向を知るのがポイント。
詳しくは下の記事で解説しました。
-
上達に繋がるぴよ将棋の解析2ステップと見るべきポイント3つ
解析をすると強くなれる? ぴよ将棋で解析する方法は? 解析した棋譜の、どこに注目すればいいの? 解析のコツは? ぴよ将棋で、解析以外にできることは? ゆーきゃん級位者さんのこんな疑問を解決できる記事を ...
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手筋を学ぶのもあり
中盤で使われる手筋を覚えるのも良い方法です。
なぜなら知識の引き出しが増えると、手が広い局面でも正しい判断をしやすいからです。
『序・中盤の手筋436』(マイナビ)は次の1手形式で学びやすいですよ。
知識を増やすのも大切ですね。
手筋についてもっと知りたい方は、下の記事をどうぞ。
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【実証済み】勝てる!将棋の手筋本の選び方と使い方
ゆーきゃんアマチュア三段。今までに10冊以上の手筋に関する本を読み、棋力Upに繋がる本の使い方が分かりました。 初級者さん 将棋の手筋って何? 手筋をどう学べば強くなれるの? おススメの手筋本を教えて ...
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終盤:やさしい詰将棋を大量に解く
終盤力を高めるには、簡単な詰将棋を大量に解くのがおススメです。
反復の中で、詰み筋を覚え読みの力もつくのが理由です。
僕は『ハンドブックシリーズ』などを繰り返し解き、脳内の盤面再生が正確になるのを実感しました。
詰将棋についてもっと知りたい方は、下の記事をどうぞ。
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あなたに適切な詰将棋解いてますか?初級者~上級者向けおススメ紹介
おススメの詰将棋を教えてほしい! 詰将棋を解いたら上達する? 詰将棋はいつ手数を増やせばいい? あまりお金をかけず詰将棋を楽しむ方法は? ゆーきゃんアマチュア三段。本やアプリを通して、一万題以上詰将棋 ...
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初段になる為におススメの行動3つ
上記の内容をあなたが実践しやすくなるように、おススメの行動をお伝えします。
- 将棋をルーティンに落とし込む
- 弱点を探して順に改善する
- 無理をしない
これらを取り入れると、努力の質と量を高め長期的に継続しやすくなりますよ。
3つの行動ができるようになるまでは、僕は非効率だったり継続できなかったりと苦労しました。
努力量の増加:将棋をルーティンに落とし込む
将棋をする時間が決まっているとラクになります。
「今日はいつやろうかな」と考えることにエネルギーを使わず、将棋に集中しやすい為です。
ルーティンに落とし込んでからは、スキマ時間も合わせより多く将棋に取り組めるようになりました。
日々のサイクルに将棋を入れましょう。
努力の質の向上:弱点を探して順に改善する
自分の弱い部分から改善しましょう。
いっぺんにアレもコレも取り組むのは難しいですからね。
同じ級の相手に負けた棋譜を10局ぐらい振り返ると、優先課題が分かりますよ。
弱点を1つずつ潰しましょう。
継続:無理をしない
初段になるには、2~6年ぐらい必要だと思います。
Xのアンケートで平均2年10ヶ月、書籍の調査(『初段になるための勉強方法』)では平均4~6年とあるので。
これぐらい長期の目標になると、無理のない努力が大切です。
なぜなら無理をすると心身の負担となり、長続きしないからです。
「本気で強くなりたいから1日10局指す!」とか一念発起し、1ヶ月後には疲れてしまった苦い思い出が僕もあります…
ちょっと将棋の時間が少ないかな、と感じるぐらいがちょうどいいですよ。
初段になる為におススメのマインド3つ
初段を目指すにあたり、穏やかな心が大切だと思います。
将棋の技術がそこそこ上がると、プライドも芽生えて傷つきやすくなるはず。
僕も1級の頃が1番しんどかったですね。
無駄に凹まないように、以下の3つがおススメです。
- 勝敗やレートを気にしすぎない
- 他人と比較しない
- 自分の弱さを受け入れる
勝敗やレートを気にしすぎない
勝ち負けや達成率の増減に一喜一憂するのはやめましょう。
長期的な視点に立つと、あまり大きな影響はないんですよね。
つい気になっちゃいますが 苦笑
- 敗局から好手や学びを探す
- 達成率(レート)を見るのは10日に1回
僕は上記を実践し、心が軽くなりました。
他人と比較しない
他人と比べても、意味がないです。
なぜなら環境もやってきたことも違うので、何の参考にもならないからです。
- 大会で小学生にクラスを抜かれた
- Twitterのフォロワーで早く強くなってる人がいる
などを気にしても無駄です。
1か月前と今の自分を比べましょう。
自分の弱さを受け入れる
上手く指せない部分も認めてあげましょう。
イライラしてもエネルギーを消耗するだけですからね。
僕も自分の悪手にがっかりしていましたが、「今はこんなもの」と受け入れると気持ちがラクになりました。
初段になる為におススメの本
初段を目指す上で、『初段になるための将棋勉強法』を読むと助けになります。
詰将棋や次の1手など色々な勉強方法が紹介されています。
この本を参考に日々のメニューを決めることで、僕は長い伸び悩みを解消し初段になれました。
初段になるのを早める「激指」
本気で強くなりたい方には、「激指 定跡道場5」がおススメです。
序盤から終盤まで、全てを早く伸ばせますよ!
数十冊分の定跡が含まれているので、序盤の穴がなくなりボロ負けしなくなります。
解析を通して、中盤の悪手が少なくなります。
プロレベルのAIと駒落ちで指して、終盤の攻めと守りで良い手を指せるようになります。
中盤と終盤は、僕が激指を使って実感しました。
無料アプリ「ぴよ将棋」でも同じことができますが、より高い性能でより早く強くなれましたね。
序盤については、僕はソフトの監修者である所司和晴七段の「定跡ガイド」シリーズを使いました。
とても分かりやすく、いろいろな変化を頭の中で整理しやすい印象です。
1本で序盤・中盤・終盤を高いレベルで学べて、上達を早める「激指 定跡道場5」。
真剣に取り組みたい方には、イチオシですよ!
まとめ
- 初段に必要な力:序盤は不利にならず、中盤で大きな悪手を指さず、安定して5手詰めが解ける終盤力がある
- 初段になるには定跡書で序盤、解析で中盤、詰将棋で終盤力を磨くと良い
- 将棋をルーティンに落とし込み、弱点を改善し、無理せず継続すると上達しやすい
- 数字を気にしたり他人と比べず、弱さを受け入れメンタルを整えるのもおススメ
初段に必要な力を理解し、メンタルを整えながら弱点改善に努めましょう。
そうすればあなたは、必ず初段に昇段できます。
あなたが行動するのが大切ですので、早速自分の弱点を考えてみて下さいね。
「効率を上げて、初段の壁を突破したい!」
「初段は通過点で県代表に、アマトップに俺はなる!」
というあなたは、激指定跡道場5を使って早く上達する方法もチェックしてくださいね。
応援しています。頑張ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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